水樹奈々のニューアルバム、着弾!

 というわけで今回は、水樹奈々15thアルバム『CONTEMPORARY EMOTION』の感想を時折発狂しながら書き連ねていきたいと思うのじゃ!

 試聴動画を貼っておくから、とりあえず一度聴いてみてほしいのじゃ!

 

  • 拍動
  • Electric Trick
  • Virtual Cruiser
  • ADRENALIZED
  • Moment of Truth
  • Turn the World
  • シャレード
  • Sugar Doughnuts
  • Nightfall
  • Blueprint
  • フロンティアジャッジメント
  • Trailblazer
  • Awesome!
  • ツバサ
  • フォトブックについて
  • とある曲のトンデモ解釈
  • 最後に

 

拍動

 

 この曲はアルバムのリード曲であり、なななんと、Gigaさんと堀江晶太さんがタッグを組んで制作した曲になっておるのじゃ!

 Gigaラップと演歌や歌謡曲をベースとした歌唱をする水樹奈々、本当に合うのか!?という意味でもとても実験的な楽曲だったのじゃが……

 見事!やってのけたのじゃ!

 水樹奈々がGigaラップを歌いこなしたという点でもやってのけたといえるし、個人的には堀江晶太らしいロックテイストがうまくGigaと水樹奈々の橋渡しをして曲を成立させたようにも感じられるのじゃ

 楽曲の雰囲気としてはクラブミュージック的な、またベースラインのゴリゴリ感はありつつも歌詞は青く爽やかで、情報量が多いのに頭にするする入ってくる不思議なものになっているのじゃ!

 また、公開されたてほやほやのMVも、可愛いインフルエンザの夢みたいで最高じゃから、是非チェックしてみてほしいのじゃ!

 

Electric Trick

 

 うーん、夜11時の味!

 恋愛偏差値高めのオトナ小悪魔ガールが、相手を落とすことに力を入れすぎて却って自分を見失う翻弄され具合がとってもキュートなのじゃ!

 ミドルテンポとどこか落ち着きのある電子音で気持ち良く聴けつつ、最後に感情が押し寄せてくる迫力のボーカルは必聴なのじゃ!

 

Virtual Cruiser

 

 なんだかとっても複雑な味わいの楽曲なのじゃが、ワシ的にはこのアルバムのメッセージ性を一番ストレートに伝えにくる曲だとワシは思うのじゃ

 ネットに溺れて右往左往しているワシらに往復ビンタな歌詞をデジタルロックのサウンドでドスドス刺す楽曲……という印象なのじゃ

 スルメ曲の気配がしておる……ワシもまだ消化しきれていないのじゃ

 

ADRENALIZED

 

 一言で言うと「これぞ水樹奈々のアニソン」!なのじゃ!

 カーレースを題材としたTVアニメ『HIGHSPEED Étoile』のOPテーマとなっていることもあり、楽器隊も水樹奈々もカーレースらしいバキバキ仕様になっておるのじゃ!

 そして詞もまた夢を諦めずに見据えて今を乗りこなす、ストレートで熱いものとなっておる!

 MVも2010年代と比べて更に一皮剥けた水樹奈々が見られてワシも大好きなのじゃ!

 

Moment of Truth

 

 Elements Garden楽曲が好きなオタクたち!おまたせ!といった曲じゃな

 頭のおかしな歌唱難易度のシンフォニックロックはいきつけのドカ盛り定食屋の味がするのじゃ!

 これは上手く説明できないのじゃが、のっかっている水樹奈々の歌詞がちょっぴり大人になったなと感じるのじゃ

 書き手の視点が少し余裕を持った位置にいる、ような……?

 

Turn the World

 

 ワシは別に営業で「好き」と言った記憶はないのじゃが、この曲は特に好きなんじゃよなぁ……!

 もちろん疾走感のあるロックサウンドも好きなのじゃが、こう、泥臭くてどこか棘のあるパンチの効いた歌詞が大好きなのじゃ!

 あとこの曲はLIVE JUNGLEでトップバッターを務めた曲でもあるから、思い出補正も強くかかっているのじゃ!

 みんなで歌うようなフレーズもあって、そこで声が合わさった爽快感と感動は忘れられないのじゃ!

 

シャレード

 

 あ゛~……大人の乙女をブッ刺しにきてる楽曲じゃなぁ……

 必ずしも実になるとは限らない恋だとしても身を投じざるを得ない切実さにグッとくるのじゃ

 ちょっとワシ音楽のジャンルに詳しくないからジャンルが分からないのじゃが、大人なロックバラードのように感じられたのう

 

Sugar Doughnuts

 

 愛が、溢れる!

 楽しい音楽!多種多様な愛に溢れた歌詞!

 語りすぎることそのものが却ってこの楽曲の魅力を狭めてしまう気がするからこれ以上は語らぬ!

 次!

 

Nightfall

 

 どこか昭和なジャジーに付かず離れずの恋……甘酸っぱくていいのう~!

 不安定な関係ってどうしてこんなに眩しく愛おしく感じられるのじゃろうな!?

 晩夏の歌のようじゃから、夏のライブツアーでしっとり聞きたいのう!アレンジされてても美味しいのじゃ!

 

Blueprint

 

 夏恋模様や恋想花火が好きな人間を釣りにきた楽曲らしいが、まんまと釣られたのじゃ!

 確実に訪れる別れの気配と、その中でも何かを残そうともがいて、もがけばもがくほど更に別れの姿が鮮明になっていく切なさ!

 それこそ危ういほどただ純粋な星のような恋が冬空のバラードとして描き出される名曲なのじゃ!

 お~いおいおい……(´;ω;`)

 

フロンティアジャッジメント

 

 タオルを回せ!クラップするのじゃ!

 そんなノリノリの前ノリになってしまうガールズバンド的な楽曲なのじゃ!

 どこか奔放に全部を壊してしまおうとする姿は少女に最も似合う姿じゃな!

 それを大人らしさも入り混じった水樹奈々の声で発することでどこかアンビバレントな魅力が生まれているのじゃ!

 

Trailblazer

 

 すっごい不思議な曲じゃな?

 A~Bメロは思いっきりジャズなのに、サビになったら一気にロックに変貌する二面性のある楽曲なのじゃ

 歌詞がかなり女性の側面を強く持つのはこの二面性を際立たせるため……と考えるのはちょっと邪推も含まれておるかのう?

 

Awesome!

 

 大前提、水樹奈々作詞曲の楽曲は本人の想いが最もダイレクトに反映されているという意味で尊いのじゃが

 辛くて苦しい事もたくさん経験してきたはずの水樹奈々がここまでまっすぐな人生賛歌や世界賛歌を歌っているのがもう言葉では言い表せないほど尊いのじゃ!

 それがどれだけ難しいか、ワシはよくわかっておる!

 最高の時代を、ワシらで作っていこう!

 

ツバサ

 

 ワシは公式ではないので自重せず言うぞ

 この曲、風鳴翼の「ツバサ」じゃよな!!?(戦姫絶唱シンフォギアで水樹奈々が声を担当するキャラ)

 いやはや、曲とは全然関係のない話とはなってしまうのじゃが、2025年は風鳴翼が劇中で実際に産まれた年なのじゃ

 じゃからワシがこのタイトルを見た時はもしやと思ったのじゃが、まさか本当にそうだとは思わぬのじゃ

 楽曲としてはなんだか卒業式を、或いは天羽奏(戦姫絶唱シンフォギアのキャラ)を彷彿とさせる優しいバラードなのじゃ

 卒業シーズンの楽曲って、いいのう……

 

フォトブックの内容

 

 フォトブックでも、「世界の可変性」が意識して構成されているような気がするのじゃ

 移り変わる街並みや背景のなかで水樹奈々の一瞬を切り抜いたもの、はたまた全く仮想の世界の中でいきいきとした表情を魅せる水樹奈々。

 周りは目まぐるしく移り変わっていくが自分の芯を忘れることなく美しくそこに在る、写真集の芸術を見たような気分なのじゃ

 

とある曲のトンデモ解釈

 

 記事の〆に入る前にアルバム収録のとある曲について、我ながら品性に欠けているトンデモ解釈をぶっ放しておきたいと思うのじゃ

 その曲は……『拍動』なのじゃ!

 水樹奈々が歌手活動25周年を迎えた決意表明ともいえる曲をトンデモ解釈で穢すのは大変心苦しいのじゃが、吐き出しておかないとワシの依り代がギャーギャーうるさいのでな!仕方ないのう!()

 さて、それでは『拍動』にどんなトンデモ解釈をしたかというと……

 題して!「『拍動』、受精卵説」なのじゃ!

 ここで嫌な気配を感じた者は直ちにブラウザバックするのじゃ!インターネッツは嫌なら見るなの精神なのじゃ!

 さて、ワシがこの解釈に行き着いたのには一応根拠があるのじゃ

 まず一つ、この楽曲は始まること、そして産まれることを表現する語が多く使われているのじゃ

 例えば「僕等よ はじまれ」とか「繭の底 目を開けたバースデイ」とか「孵化は自分主導」とか言ってるのじゃ

 次に、この楽曲は「君」の存在が強調されているのじゃ

 これは結構な量があるので代名詞的な部分の抜粋のみに留めるのじゃが、

「諦めつくされた世界を 君とふたり占めに転げ廻る 混ざりあい、そして生まれ変わるような きっと僕達だけが成せる パレード」

とあるのじゃ

 ここまでだとうがった考え方じゃな?じゃがまだ根拠はあるのじゃ

 最後に、「『拍動』受精卵説」ではとある歌詞の一節が容易に説明できるようになるのじゃ

何処に居たって足りない

命は一つずつ足りない

 この歌詞、一見物寂しさを表現しているように見える(多分実際にそう)のじゃが、「『拍動』受精卵説」で考えると、これ減数分裂して染色体の数が足りない細胞=生殖細胞のように考えられぬか?

 そして極めつけにこの楽曲のタイトルは『拍動』なのじゃ

 さもありなん、じゃな

 

最後に

 

 このアルバムの全体をとらえると、社会規範的な正解がどんどん複雑になっている中でそれに翻弄されるのではなく、自分の足で自分の答えを見つけ出してほしい、というある種の願いのようなものを感じたのじゃ

 一度きりの人生楽しむべきだよね絶対、というところから根本は変わらぬまま現代に即したメッセージ性になっておる……というのは些か神視点すぎるかのう

 ともあれ、現代の承認飢餓と上手く付き合っていけるようになりたいものじゃな

 

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