あらすじ
「サマーゴーストって知ってる?」
ネットを通じて知り合った高校生、友也・あおい・涼。
都市伝説として囁かれる“通称:サマーゴースト”は若い女性の幽霊で、花火をすると姿を現すという。自身が望む人生へ踏み出せない”友也”
居場所を見つけられない”あおい”
輝く未来が突然閉ざされた”涼”彼等にはそれぞれ、サマーゴーストに会わなくてはならない理由があった。
生と死が交錯する夏の夜、各々の想いが向かう先は───。
(「サマーゴースト」公式サイトhttps://summerghost.jp/より引用)
今回は誰かの人生を変えうる40分『サマーゴースト』を紹介するのじゃ!
この記事にはネタバレを含むのじゃ!ミリしら至上主義の者は本編を観てから続きを読んでほしいのじゃ!
- 日常すら眩しい背景描写
- 「死生観」の群像劇
- 最後に
日常すら眩しい背景描写
この作品最大の特徴は背景描写なのじゃ!
新海誠監督作品を「動」の背景美とするなら、この作品は「静」の背景美に満ちた作品になっておるのじゃ
学校の屋上や体育館といった何気ない風景が、心象を反映して鮮烈に彩られ心を洗っていくのじゃ
アニメの背景が好きな者は必見の作品なのじゃ!
「死生観」の群像劇
この作品のテーマをざっくりと言ってしまうと「死生観」なのじゃ
生きている意味がない友也、生きていたくないあおい、生きていたくても生きられない涼、そして既に死んでいる「サマーゴースト」四者の死と生が触れることでそれぞれが抑圧されていた自分を、生きるという意味を見つけていく。それがこのアニメ『サマーゴースト』なのじゃ!
ワシはこの作品を見終わった後、ぼんやりと「この作品は誰かの人生を変えるやもしれぬ」と思うたのじゃ
最後に
この作品はイラストレーターのloundraw殿が監督として制作されたようなのじゃ
なるほど、どおりであの背景……